逆光

NHKで火野正平が自転車旅をしていて、たまに見る。
どっか最果ての灯台に行く回がとてもよかった。難儀して灯台に着いたのは日暮れ時。撮影隊は照明を持っていないので、画面は空のぼんやりした明るさと、灯台と火野正平のシルエットだけ。せっかくの表情が撮れていないのだから、撮影ミスみたいなものだが、画面の情報量の少なさが逆に旅情を豊かに表現していたように思う。

8ミリフィルムで映画を撮る人はもういないだろうが、あれなんか全編光量不足だったりして、アレはアレでなかなかでしたよ。

是枝裕和の映画では、逆光が特にいいね。プロの機材とスタッフを抱えながら、アマチュア映画のような生々しさを維持しているなんて、ゴイスーだね。生々しずぎて、痛々しすぎて見れなかったりするけど。

肝心なところを逆光で見せなかったり、中途半端な台詞で濁したり、ありえないタイミングで終幕したり。
卑怯っていえば卑怯なやり方だけど、俺は大好き。
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by disgust | 2011-08-19 16:07 | 映画とか本とか
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