ステルス・マーケティング

有名ブロガーに商品を宣伝させよう

街頭に一組のカップル。彼らは新製品のカメラ付き携帯で、道行く人に写真を撮ってほしいと頼む。シャッターを押してもらったあと、雑談のノリで、カメラの性能を自慢する。セールストークするのではなく、ただ性能を自慢する。企業も広告代理店も、そこで商品を売ることを望んでいない。親切に写真を撮った人は宣伝と気づかないままに彼らと別れ、友人に「さっきシャッター押してくれって頼まれてよー」なんて話す。ついでに「携帯なのにカメラの性能がすごかったよ」なんて言うだろう。その口コミを企業は期待している。

以前CBSドキュメントでやってた。ステルス・マーケティングというらしい。見えない宣伝。

なんか好かねえ。好かん。人の良心を悪用してるように見える。しかもそれをニューヨークの繁華街でやるのが好かねえ。都市生活者は他人に無関心で冷たいが、実際はみんな血の通った人間だ。心のどこかで温かいコミュニケーションを欲している。そういう弱みを悪用している。なにも買わされなくても、利用されるのは気分が悪い。

企業がなんでこんな回りくどい宣伝をするかというと、金が無いからじゃなくて、いままでの宣伝方法が効かなくなってきたからだ。
空きスペースをすべて広告で塗りつぶしても、消費者は慣れてしまえば広告を無視できるようになる。しまいには派手にやるほど消費者は騙されまいと気構えしてしまって、大きい広告ほど無視されやすくなった。その結果、口コミを操作するようになった。映画会社に報酬を貰って口コミを作ってるブログもあるそうな。さっきNHKでやってた。

ブログはインディペンデントであってほしい、と思う。
アクセスが少なかろうと、貧乏であろうと。
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by disgust | 2005-01-21 20:11 | blogって何だ
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