若草の頃

子供の頃、砂山を作った。
友人が「オッパイにしようぜ」と言い出したので、私は体育倉庫からピンクの石灰粉を持ち出して、砂山の頂点に盛った。まさにオッパイ。美しい曲線美。友人は俺のオッパイ山から遠く離れた所で、もうひとつのオッパイ山を作り出した。そこ遠くない?と思っていると、彼はオッパイ山全体にピンクの石灰粉をぶちまけた。ひどいセンス。それじゃでっかい乳首じゃん。
はっ!
私はその場から離れ、砂山を遠くから眺めた。私たちが砂山を作っていたのは、グラウンドの片隅に盛られたふたこぶの盛土の上だった。友人はその大きな盛土をオッパイと見立て、盛土の上に乳首を作ったのだ。なんと素晴らしいセンス。私は己の視野の狭さを恥じた。

その後、二人で枯れ草を集め、巨大オッパイ山から少し離れた所に置いた。
「まん毛だ」「まん毛だな」
帰った。
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by disgust | 2012-09-19 20:21 | 雑記
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