めざせ野獣

耳がファーンと遠くなって、視界が暗くなり、冷たい汗がぼたぼた出てくる。
たまに貧血で倒れる。満員電車でふらーっとなったり、包丁で指を切って失神したり。そんな自分がイヤだ。俺はもっと野獣的なイメージでいきたい。理想はX-MENのウルヴァリンだ。

自己改革のために献血にチャレンジしたことがある。受付で「400mlくれてやるぜ」と野獣的に志願したが、検査で200mlに変更された。なめやがって。しかし200ml採血後、意識が遠のいた。「うわぁー」と助けを呼ぶと看護婦が飛んできて、俺を毛布でくるみ、頭を下にして寝かせた。脳貧血か。「すいません、血を返してください」と頼みたかったが我慢した。俺の横では茶髪の女が、マンガを読みながら400mlを抜いている。かっこ悪いところは見せられない。看護婦が脈を取りに来た。「僕は大丈夫なんですか」と聞きたかったが、「ヘイ、コーヒーをくれ。とびっきり熱くて苦いヤツをな。」と言ってやった。かっこええ。しかし看護婦はココアを持ってきた。ココアには鉄分が含まれているので、血にいいそうだ。そうなんですか。俺はありがたく受け取り、ズビズビ飲んだ。
看護士に支えられながら階段を下り、待合室でまたココアを勧められた。おいしい。ボールペンを貰った。ワーイ。

以来、ココアを家でも飲んでいる。バンホーテンとグラニュー糖をミルクパンで練り練り。牛乳を加えてまぜまぜ。煮え立つ牛乳のたぎりに耳を澄ます。沸騰寸前で火からおろし、お気に入りのペコちゃんのカップに移す。ズビズビ。俺はウルヴァリン。野獣的。ココア好き。
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by disgust | 2005-04-30 13:25 | 雑記
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