2004年 05月 06日
BGM
音楽を聴く姿勢には市民会館で座って聴く、ダンスホールで踊りながら聴く、ライブハウスで叫びながら暴れる、などがある。しかしながらテクノロジーの進化により、われわれはいつでもどこでも音楽を楽しめるようになった。就寝前にベッドで、通勤電車のなかで、車の中で。音楽は生活のBGMになった。
曲のイメージと聴いている環境がシンクロした場合、とってもいい気持ちだ。グルーヴィンだ。しかし歌のイメージと環境がまったくかけ離れていても、いい気持ちになれることがある。音楽が環境を変えてしまうからだろう。満員電車のなかでは、視覚も嗅覚も触覚も脳にロクな情報を運んでこない。不快きわまりない。
しかしウォークマンから心地よい音楽が流れてきて、その音楽に乗ってしまうと、どうだ。見苦しいおっさんの顔が映画俳優に見えて、ババアのくっさいナフタリン臭も異国の香辛料のように感じて、窮屈な車内はライブハウスのように思えてくるじゃないか。
オーイェー。
ザ・ハイロウズの曲に「BGM」というのがある。ゴキゲンなナンバーさ。
by disgust
| 2004-05-06 23:36
| 雑記
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