オートレース

左回りしかしないレースの特性で、ハンドルがいびつに曲がっている。ブレーキはない。静音性無視の原始的な排気音。手のひらに収まるほど小さなガソリンタンク。ライトもメーターもない、左回りに3km走るためだけの、異形のバイク。

アメフトのプロテクターのような防具を着た彼は、頭が胴体に埋まっているように見えた。派手な原色のユニフォームには番号が大きく書かれ、彼が賭けの対象として走ることを強調している。
彼はレースに勝ったが、客席から丸めた新聞を投げつけられた。客は賭けに負けたのだろう。まばらな拍手を受けながら、森且行は異形のバイクで去って行った。

SMAPを辞めて、彼はオートレースの世界に身を投じた。そして勝ち続けている。シダの群生する日陰に、すっくと伸びる青竹のように。
かっこいい。
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by disgust | 2008-03-04 00:20 | 雑記
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