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デンジャー1ポンド

板垣恵介の描くステーキ。読んだことのある人ならわかるだろう。
電話帳みたいなステーキをゾブリと噛み、モチュモチュと咀嚼。肉汁混じりの唾液が口の端からタラリ。うまそうっていうか、「ステーキってこうだよな!」っていう子供の理想を見事に描いている。

デニーズにそんなステーキはない。ステーキ専門店にもいくつか行ったが、なんか違う。うまいんだが、板垣恵介っぽくない。カール・ゴッチが自宅で西村修に振舞ったという、巨大な赤身肉を焼いたやつ。そんな漫画みたいなステーキどっかにないか。

東あづまにあった。その名もステーキハウス ミスターデンジャー
肉1ポンドと飯で2000円。電話帳サイズではなく、一口大に切ってあるが、理想と違ったのはそこだけだ。血のしたたる生肉の表面を焦がしただけ。脂身のない赤身は丁寧に筋切りされていて、口の中でとろけないが、噛むほどに肉の味が増す。味付けはほぼなし。適宜テーブルにある調味料で補う。私はコショウで食った。これこそ、これこそ追い求めたステーキ!ゾブリ。モチュモチュ、モチュモチュ、モッチュモチュ。タラリ。うめえ。

ごちそうさま。振り向いた店主は、誰であろう松永光弘。
Commented by kousuke2_007 at 2008-10-17 17:39
うお、またしてもすげぇ。
肉だ、これこそ肉って感じっすね。
肉も凄いが名前も凄い。
デンジャーwww

ああ…お腹すいたorz
Commented by disgust at 2008-10-18 13:49
一口大に切ってあるんですが、微妙に大きすぎるのもポイント高いです。
そのままかぶりつくと、両の頬がパンパンになります。
手を止めて、中空をにらみ、ひたすら咀嚼する時間。デンジャラス。
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by disgust | 2008-10-16 16:00 | 雑記 | Comments(2)