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西田の念

化粧していない顔のことを「すっぴん」というが、本当は「素顔がぺっぴんさん」という意味だ。絶対にそうだ。まだトゥナイトがⅡじゃないころ、確かそう言ってた。間違いない。だから「すっぴんがブサイク」なんて言い回しは変なのだ。そういう言葉の間違った用法を耳にすると、どうももどかしくてたまらん。
「ホームページ」もそうだ。たまらん。正しくは「ウェブサイト」だ。ホームページというのはブラウザを起動したときに最初に表示されるページのことだ。「僕のホームページを見てね」という言い回しは、「僕の家に来てブラウザを立ち上げてね」という意味なのだ。なぜ行かねばならん、お前の家に。たまらんわい。

このごろテレビや新聞がブログの隆盛を伝えている。曰く「ブログは日記サイトであり、コミュニケーションツールであり、草の根運動であり…」云々。どれもぼんやりと違う気がしてならない。たまらん感じが微かに匂う。なんか変だ。
私が以前読んだウェブログ・ハンドブックという本では、「ブログとは情報を漉すフィルターである」と説いていた。とても感銘を受けたのだが、いま世間で流通しているブログの認識と異なっている。自分の認識と、世間の認識が食い違っている、この感じ。加えて自分がやってるブログが、ブログどころかただのヨタ話であるという、この感じ。街宣車をチャーターして駅前で叫びたいような、いっそのこと浣腸をぶちこんでみたいような、このたまらん感じ。もしもピアノが弾けたなら。
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by disgust | 2005-01-31 20:39 | blogって何だ

WE ARE NOT ALONE

私はそれを「おもちゃカメラ」と名づけて、密かに愛好していた。なぜに秘するかというと、誰にも理解されなかったからだ。

おもちゃカメラというのは、一応写真が撮れる、500円とか1000円くらいのカメラだ。ピンボケやフィルム詰まりは当たり前、できあがった写真に謎の光線がびっしりと入ってたりする、まったくいい加減なカメラだが、その「支配できなさ」が愉快だった。たまにゾッとするほどいい写真が撮れたりもする。
「これはいいよ。おもしろいよ。」と友人知人におもちゃカメラの愉快を語るも、「へえ」と返されるだけで誰もマネしない。自慢しても煙たがれるばかり。こんなものに熱狂するのは阿呆なのかな?と不安になり、以降は密かに愛好することにした。

おもちゃカメラはなかなか売っているところがない。少し前にトイザらスや雑貨屋を巡って探したが、見つからなかった。
「やっぱり誰もおもちゃカメラのことなんか興味ないのだな。
 やっぱりこんなもんを愛好しているのは阿呆なのだな。
 俺は阿呆。」
私はトイザらスを徘徊しながら、ひとり泣いた。

今日、パルコの雑貨屋を冷やかしていると、レジの前に「トイカメラで遊ぼう」とディスプレイされていた。なんとおもちゃカメラがいっぱい。ウハハッ。
満面の笑顔でレジ前の小冊子を読むと、私が愛好していた「おもちゃカメラ」という奇特にて阿呆な趣味は、「トイカメラ」という名前で、それなりに広く愛好されているらしい。ウハッ?トイカメラを使っているアーティストさえいるそうな。ウホッ?
俺はひとりじゃない…。ひとりじゃないんだ!んで、阿呆じゃないんだ!
トイ。そうか英語か!気づかなんだ。
トイカメラが売っていたことよりも、自分が阿呆でなかったことが嬉しい。もうひとりじゃない。優雅にて知的なトイカメラの妙味を理解しない私の友人知人のほうが阿呆じゃ。
ウハハハハ。

トイカメラ。
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by disgust | 2005-01-30 05:49 | 雑記

愛の暮らし

ただいまっ。
おととい、原チャリでコケたよ!
……。

ちょっとは心配してくれよ。
まあいいや、今日は君におみやげを買ってきましたよ。
いや、刺身じゃないけども。手ぬぐいをね。かわいいのがあったんで。ほれ。
夜中に灯りをつけると、君はなぜか暴れだすだろう?だからいつも夜は水槽にタオルでカーテンしてるじゃんか。うん、水槽じゃなくて衣装ケースだね。うんうん、タオルも使い古しだから雑巾だね。まあ水槽は今度買うとしてだね、君のカーテンが使い古しのタオルじゃかわいそうだから、買ってきたのだよ。ほれ、見てみい。亀柄の手ぬぐいだよ。
いいだろう?うん?刺身はもうないよ。それよりこの柄、なかなか渋いと思わんかね。うん?刺身はないってばよ。電気消せ?もう寝んのか?てめえ人がよかれと思っておみやげ買ってきたんだから尻尾ふるとか、なんかリアクションねえのか。おう。だから刺身はもうねえってばよ。亀柄っ!見ろって!おい!刺身はねえっつてんだろうが!
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by disgust | 2005-01-28 22:21 | 亀甲談

夏女

私はミドリガメを飼っているので、ブログに書くことがなかったら、カメのことでも書くべい。と思っていたが、冬場のことは想定していなかった。

夏場は腹が立つほど元気で、脱走したり、引っ掻いたり、巨大なウンコをヒリ出したりと、なかなかニュースな奴なのだが、冬は動かないし、メシもたいして食わない。なんのニュースも生み出さない。困ったもんである。飼い主の俺は原チャリでコケたり、ちん毛を刈ったり、虫を食ったりして、常にブログに貢献していると言うのに。ちん毛の一本くらい生やしてみろってんだ。あ、お前メスか。
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by disgust | 2005-01-28 02:36 | 亀甲談

ピリオドの向こう

原チャリでコケた。
砂だ。雨で道路に流れ出た砂で滑った。レッツⅡは左斜め前方に吹っ飛んだ。私は後方に倒れて転がり、全身くまなく打った。砂か。メットかぶってなかったら死んでたかも。砂か、そうか。天下の往来に寝そべってしばらく反省する。視界に後続車のヘッドライト。どうやら轢かれなかったようだ。そうか、みんな停車してくれたのだね。なぜか私の印鑑が落ちている。そういや、カバンに入れてたっけね。借り物のDVDは無事なのかな。さあ、そろそろ道路を片付けないと。道で寝てたら皆様に迷惑だ。でもめんどくせえ。痛いし。いいや、しばらく寝ていよう。轢かないでね。ああ、コケたか。いてえ。

と、今日はそんな投げやりな気分で道路に寝てた。原チャリは傷だらけ、ウィンカーが割れた。私のダウンジャケットはぼろぼろ。いろいろすりむいたが、たいして怪我がない。それにまるっきり自損事故で、人を巻き込まなかった。不幸中の幸いだ。原チャリ動くし。

なんか、あれね。人生のリセットボタンを押した感じがします。
九死に一生ってほどでもないが、吹っ飛んでいく原チャリのダイナミズム、及び道路で寝ることの解放感。そして生きている自分。かなり鮮烈である。たまには死にかけるものだ。
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by disgust | 2005-01-27 02:49 | 雑記

今日の格言

「コーヒー党に肝臓ガンが少ない」らしい。
タバコが体に悪いのは明らかであるが、コーヒーはいつまで経ってもはっきりしない。クロロゲン酸が肝臓ガンの発生を抑えるそうな。クロロゲン酸とはなんぞや。
でも、実際はまだコーヒーのなにがガンに効くのかは、はっきりしてないようだ。

むかし、食物繊維は必須栄養素ではなかった。繊維なんて栄養がないから、摂らんでよろしい。とされていた。しかし「繊維を摂らないとウンコが固くなる」と、後に人類は気づき、必須栄養素に食物繊維をエントリーし、ファイブミニを作った。
人類はいろいろペプチドとかポリフェノールとかを生み出すが、私は信じない。そんな都合のいい話があるものか。たとえば海水から塩を「精製」するなら結構な話だが、牛乳から脂肪分を「抽出」するとなると眉唾だ。カルシウムだけ増量して、デブのもとになる脂肪はカットしました。だとう?うさん臭え。カフェインレスコーヒー?うさん臭え。
私は懐から硯箱を取り出し、「精製は人類の英知だが、抽出はうさん臭え」と帳面に記した。達筆。
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by disgust | 2005-01-25 00:56 | 雑記

枝フィンガー

「攻殻機動隊」という映画に出てくるコンピューターのオペレーターは、指が50本くらいある。たぶんアンドロイドだと思うが、5本の指先が枝分かれして、シリコン製っぽい細かい指がふさふさと生えている。100本の指で、500くらいあるキーを叩くのだ。きっと未来ではコンピューターが進化しすぎて、10本指では扱えなくなったのだろう。
しかし現時点で、コンピューターを操る方法として、10本指を使うやり方はもはや限界に近い。人間の性能の限界が、テクノロジーの進歩を阻害している。もしも人間に針のように細い指が100本あったら、もっとパソコンは小さく、便利になっているだろう。

指以外の入力方法としては、音声入力があるが、もっと他にないものだろうか?必死に考えたが、良案が思いつかない。「吐息入力」「揉み入力」「舐め入力」。どれも馬鹿げている。そんな入力したくないのばっかりだ。このままでは指先を改造しなければなるまい。考えろ、俺。電算機なんかに負けてたまるか。
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by disgust | 2005-01-24 01:51 | 雑記

ステルス・マーケティング

有名ブロガーに商品を宣伝させよう

街頭に一組のカップル。彼らは新製品のカメラ付き携帯で、道行く人に写真を撮ってほしいと頼む。シャッターを押してもらったあと、雑談のノリで、カメラの性能を自慢する。セールストークするのではなく、ただ性能を自慢する。企業も広告代理店も、そこで商品を売ることを望んでいない。親切に写真を撮った人は宣伝と気づかないままに彼らと別れ、友人に「さっきシャッター押してくれって頼まれてよー」なんて話す。ついでに「携帯なのにカメラの性能がすごかったよ」なんて言うだろう。その口コミを企業は期待している。

以前CBSドキュメントでやってた。ステルス・マーケティングというらしい。見えない宣伝。

なんか好かねえ。好かん。人の良心を悪用してるように見える。しかもそれをニューヨークの繁華街でやるのが好かねえ。都市生活者は他人に無関心で冷たいが、実際はみんな血の通った人間だ。心のどこかで温かいコミュニケーションを欲している。そういう弱みを悪用している。なにも買わされなくても、利用されるのは気分が悪い。

企業がなんでこんな回りくどい宣伝をするかというと、金が無いからじゃなくて、いままでの宣伝方法が効かなくなってきたからだ。
空きスペースをすべて広告で塗りつぶしても、消費者は慣れてしまえば広告を無視できるようになる。しまいには派手にやるほど消費者は騙されまいと気構えしてしまって、大きい広告ほど無視されやすくなった。その結果、口コミを操作するようになった。映画会社に報酬を貰って口コミを作ってるブログもあるそうな。さっきNHKでやってた。

ブログはインディペンデントであってほしい、と思う。
アクセスが少なかろうと、貧乏であろうと。
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by disgust | 2005-01-21 20:11 | blogって何だ

二度目の少年

陰毛をことごとくカットす。
「ガキの使い」で松ちゃんも言っていたが、うつぶせに寝て読書していると、なぜだか陰毛が逆立つ。体毛というのは生える方向が決まっておるわけだが、陰毛の場合は地に垂れ下がる格好で生える。うつぶせ読書によって、陰毛が天を突いて逆立つと、毛根がじわじわと痛み出す。うつぶせ読書をよしてあぐら読書にシフトしても、痛みは残る。注意散漫になり、読書タイムが不快になるうえに、無性にむかついてくる。だからカットす。ことごとく。問題解決。心地よい読書タイム。ベリー・カンファタブル。

今日も寒かった。そうだ!スーパー銭湯だ!
と思ったが、只今俺の陰部は中学生。または荒野。a0016459_1352820.gif
スーパー銭湯を断念す。
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by disgust | 2005-01-21 01:36 | 雑記

鉄道マニアマニア

私は特に電車は好きでもないが、「電車好きの人」は好きだ。
先頭車両の小窓から、運転している車掌さんをじーっと見つめている人を、私はじーっと見ている。ホームのはじっこに三脚を据えて新幹線の写真を撮っている人を、私はじーっと見ている。

べつに電車を愛好したからって、女性にモテない。金儲けにも出世にもならない。むしろ電車の世界に没頭すればするほど、異性・富・出世から離れていくだろう。しかしそれでも電車が好きなんて、イカスじゃないか。

私が無関心に跨いでいるモノに、視界に入っても無視しているモノに、熱狂している人たちがいる。その道の通にしか見えない世界。通にしかわからないウマ味。そのへんに興味しんしん。
「タモリ倶楽部」はよく、そういう「通にしかわからない世界のウマ味」を紹介してくれる。坂道、ダム、高速道路のジャンクション、地図、三級酒。
まあダムのウマ味なんて説明されても、理解できないんだが、いい大人が口角泡を飛ばしてくだらないことを語っている姿。いいものだ。
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by disgust | 2005-01-18 22:58 | 雑記