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諸行無常の響

「義経」はなんだかなあ。
連続ドラマというのは、毎回で起承転結を作らないとやはり駄目なのだろうか。
源平の長い歴史のなかには、中だるみがある。たいした事件もドラマもない時期がある。以後の伏線として意味をなすことがあっても、そのときは退屈な時期でしかない。その中だるみをドラマチックに、一話として完結させようとするやり方。ムリヤリに盛り上げようとする演出が寒い。「新選組!」にもそういう所があった。毎週の視聴率で評価されるのだから、仕方のないことなのかもしれないが、なんだかなあ。

長編の歴史小説には、退屈な中だるみがある。時代小説との違いはそこだと思う。
歴史小説と時代小説の差異はどこにあるのか知らんが、私は勝手にフィクション性の高いものを時代小説、史実の中だるみをカットせずに書かれたものを歴史小説、と解釈している。

長編の歴史小説は、苦痛なほどに退屈な中だるみがある。「興味ねえ~」と身もだえしてしまうような状況説明が入ったり、どうでもいい人物の人となりを描いたり。
しかも終わり方が必ず尻切れトンボだ。ハッピーエンドがなくて消化不良に終わる。いわゆる“盛者必衰の理”で、人に寿命があるように、栄え続ける時代などないからだ。

しかし読み終えてみると、歴史小説は心に残る。退屈を克服した喜びもあるかもしれん。そうかもしれんが、それだけでもない気がする。

現実とは、意味ありげで実は意味がない「ノイズ」によって構成されている。「ノイズ」をカットし、飲み込みやすい「物語」に体裁を整えてゆくのは大人のワガママだという気がする。
私はノイジーなリアルを語れる作家になりたい。そのためには世界に意味なく飛びかう「ノイズ」を拾い、その向こうに意味を見たがる人々に「いいって。人間のやること全てにいちいち意味なんかなくていいって」と、正直に言う勇気が必要なのだ。
その勇気はかつては「絶望」と呼ばれたのかもしれない。うるせえよ。知ったことじゃない。
―松尾スズキ

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by disgust | 2005-06-29 21:30 | 映画とか本とか

MEGUMI的な悩み

べつに性転換する気はないが、きんたまがいらない。
いやきんたまはいる。玉袋がいらない。
暑くて玉袋がだるだる。寝ればだらしなく内股にもたれかかり、歩けばぶらぶら揺れる。夜中に寝返りをうつと、ワンテンポ遅れて玉袋がヌタ~ッと移動する。胡坐をかいたときにカカトで踏んでしまう。花粉症の時期は鼻いらねえと思うが、この時期は玉袋がいらねえ。じゃまくさくてしょうがない。
睾丸の温度管理のために伸び縮みするらしいが、ほかに方法はなかったんかえ。排気口つけるとかよ。

巨乳の苦しみもこういうものか。MEGUMIは仰向けで寝ると苦しいそうな。肩こりがつらいそうな。暑苦しいそうな。さぞかし辛いだろう。しかし巨乳は毛がモッサリ生えていないだけ救いがある。俺の玉袋ときた日にゃ(以下略)
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by disgust | 2005-06-28 20:06 | 雑記

カメのポテンシャル

「亀は意外と速く泳ぐ」という映画がやってるが、ちなみに穴掘りも意外と上手である。
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上図はミドリガメがたまごを産むときに掘る穴。上部の大きい穴はカメが尻を収めるための穴で、下部の穴はたまごを入れる縦穴。深さは10センチ強。
上部の穴はただ後ろ足で土を掻き出せばいいのだが、たまご入れの縦穴は土を掻くのではなく、掬う。片足を穴に突っ込んでツメで掻きだした土を、足の裏で握って、掬い取る。体の構造上、甲羅が邪魔で後方確認ができないのでブラインド穴掘りになるわけだが、驚くほど正確に掘る。

カメは手足が短いので、穴の奥に足を突っ込むには、全身を使わなければならない。腕立て伏せができない子供が悪戦苦闘しているような格好で、プルプル震えたりしながら掘る。実に滑稽。
また産んだ。10個。
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by disgust | 2005-06-26 22:12 | 亀甲談

美食を求めて

いつか食う。喰ってやる。紅茶といっしょに。
と、舌なめずりして通り過ぎていたケーキ屋が潰れていた。叫びそうになったが、マズかったから潰れたのだと解釈して気を鎮める。そう、マズかったからに違いない。
ケーキ屋は大通りに面していて、近所にはでかいマンションもある。ケーキ屋の主な購買層である主婦には事欠かなかったはずだ。それでも潰れたのだからマズかったのだ。そうに違いない。

へんぴな所にあるパン屋はいつも主婦でにぎやか。駐車場もないし、でかい看板もないのに、いつも盛況。きっとうまいんだろう。喰ってやる。潰れるまえに。

立地条件のいいケーキ屋が潰れ、辺境のパン屋がにぎわう。
主婦の舌は信頼に足るということか。主婦の舌?主婦の舌。
なんかエロい。エロくない?主婦の舌。エロいよね。うむエロい。よし寝よう。
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by disgust | 2005-06-22 21:59 | 雑記

ミュージカルバトン

バトンがnoripuさんから来たっ。
歌は世につれ、世は歌につれ。俺と音楽。語ってみよう。答えてみよう5問のバトン。

■今パソコンに入っている音楽ファイルの容量
0。
俺はMDに溜める派。

■最後に買ったCD
SIXNINE
SWEET STRANGE LIVE DISC/BUCK-TICK
ブックオフの100円棚からサルベージ。ブックレットでヤガミトールの怒髪天を確認し、以後死蔵。BUCK-TICKはファーストのHURRY UP MODEとベストの悪の華が秀逸。

■今聴いている曲
RULES/KEMURI
77days以降、いまいちだったKEMURIの新しいライブ盤を聴いたら最高によかった。車の運転中は聴かないようにしている。

恋わずらい/clammbon
ちょっと泣きそうになった。

チャド/JUDE
浅井健一が名古屋弁で「ヘイチャド調子どう?ヘイチャド窓拭いた?」と不良に道徳を説く曲。私はよく原付に「ヘイ調子どう?」と尋ねるので、原付にチャドと名前をつけた。調子いい。

■よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
夜の盗賊団/ザ・ブルーハーツ

夏っぽくなると聴きたくなる。私はビールを飲まないが、この曲を聴いて夏のビールがどれだけうまいものなのか理解した。
初期の曲は思い入れがありすぎて逆にあまり聴かない。

ライラック/BLANKEY JET CITY
冬っぽくなると聴きたくなる。CBjimというアルバムは冬の曲ばかりで、ライラックはクリスマスの4日くらい前の散歩を歌った歌。浅井健一の言語感覚はほんとに詩人。

生きてあげようかな/筋肉少女帯
大槻ケンヂ。わが青春の兄貴であり、今も心の兄貴。死んだら葬式に行こうと思っている。筋少のドロドロした曲も好きだが、こういうメルヘンな曲も好き。

恋しくて/小沢健二
小沢健二は婦女子が聴くものと勝手に解釈していたので、公言しなかったが、今は言おう。大好きだ。曲をパクったとかいろいろ言われたが、この人の作詞力は本物であったと思う。カムバック俺の王子さま。

ブルースブラザースのテーマ/BLUES BROTHERS 2000
聴くと腰が勝手に動く。長生きの秘訣はソウル。

■勝手に番外編
やすだのねえちゃん/KOJI1200
本気で笑った。
KOJI12000に改名して出したアルバムがDISGUSTING。そこからHNをもらった。

回してみよう音楽のバトン
■バトンを渡したい相手
バイトさん
代ゼミさん
ヒレカツさん
yukiさん
かほりさん
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by disgust | 2005-06-22 03:26 | 雑記

新しい選挙

選挙の投票率を上げるには、いかがせんものかと思案したところ妙案が浮かんだ。
無効票をくわしく公表するとよい。

候補者以外の名前を書いたり、白紙で投票したり、宇宙からのメッセージを書いたりする無効票。悪ふざけかもしれないが、わざわざ投票所に行って、わざわざ書いているのであるから、なにかしらの意志は感じる。選挙に行かないというのも政治に対する意思表示であるかもしれないが、ゼンジー北京と書くために投票所に赴くというのは、よりアグレッシブな意志表示だ。

無効票がある程度の数に達して、その無効票層を狙った候補者が出て、新しい選挙運動が生まれたらいいのに。と思う。スピーカーで怒鳴りまくる従来の選挙運動はもういやだ。うるせえし。

舞踏で選挙運動するような政治家でも出ないかしらね。言葉を用いない、身体表現だけの選挙運動。私が彼に投票するか。踊りを見てから決める。
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by disgust | 2005-06-20 20:01 | 雑記

売り方を考える

消費者金融のCMはくだらないのが多い。チワワとか井上和香とか。
どうしようもなく稚拙で、気持ち悪くて、くだらない。見ててむかついてくる。なぜださいのか、誰に聞いても答えを知らない。儲かってるはずなのだから、いい広告屋を雇えばいいのに。なぜなんだ。なぜ井上和香を巨大化させたり小人化させたりしたいんだ。

商売人は人品が良すぎると、客足が遠のく。あえて風采のあがらない愚鈍な身なりをして、客を安心させる。そういうコンセプトで、CMもあえてくだらなく稚拙に作っているのではないか。もしくは、ワンマン社長がディレクターズチェアに座って、オレ流の演出を施しているとも考えられる。
どうなんだろう。

小林製薬のCMもくだらないが、あれはパワーがあるから許す。「太いろ紙をズボッッと!!」「トイレの後のイヤな臭いッッ!!」。BGMを使わずに、ひたすら商品を強く押すことに集中している。潔い。
今年のウナコーワクールのCMは例年通りへっぽこであるが、ビーチサウンド的なBGMがなぜかグルーヴィで気になる。
ナイキとマスターカードとプレステとアップルのCMは楽しい。
カネボウの日焼け止めローションのCMは購買層が若い女性であるにもかかわらず、なぜ男を釘付けにさせるエロスを強調しているのかは積年の謎。
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by disgust | 2005-06-20 00:30 | 雑記

犯罪を考える

山口の高校で起きた手製の爆弾事件だが。
これアメリカだったら本物の爆弾だったんだろうな。

銃犯罪を失くすには銃弾を50ドルにすればいい、とアメリカのコメディアンが言ってた。ほとんどの銃犯罪は貧乏人が起こす。手口は計画性のない、感情的なものがほとんど。銃弾を一発50ドルにすれば、貧乏人には買えないし、もし買えたとしてももったいなくて滅多に撃たない。
「てめえ!ぶっ殺してやる!今日から貯金してやる!本気だぞ!もし貯金がうまくいったら、お前の命はねえぞ!」ってね。

花火の火薬を集めているあいだに、恨みや憎しみが冷めていきそうなものだが。それもトレンチコートマフィアと違って、独りでやってるんだから「引くに引けなくなった」とかそういう事情もなかろうに。犯罪者とて自分の将来が大事だろうに。考えなかったのかな。なぜ。
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by disgust | 2005-06-15 06:20 | 雑記

撮るよ~

「世界のカメ・ヘビ写真集」みたいな本のあとがきに、動物カメラマンの愚痴が載っていた。
哺乳類にくらべて爬虫類の撮影は難しいとのこと。カメは甲羅にとじこもってしまうし、動きがない。ヘビは細長いので構図に収めるのが厄介。そして爬虫類は全般的に警戒心が強く、カメラから逃げるので、撮影は大変だったそうな。
カメに箱をかぶせて、しばらく放置する。ピント、照明その他もろもろの準備を完了させてから、箱を除く。カメがびっくりして硬直している瞬間に撮る。なんてことをしたそうだ。

カメを正面からうまく撮れたためしがない。カメラが嫌いなようで、レンズを見るとケツを向ける。俺みたいにもっとイエーイとかしろ。
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by disgust | 2005-06-14 01:31 | 亀甲談

海へ向かうエバ

食玩は買い出すとキリがない。でもコンビニに行くと、新製品はチェックする。
ゴルゴ13 フィギュアコレクション

まあすぐ棚に戻しましたけどね。ゴルゴの立体モノってロクなものがないな。
造形は酷いが、チョイスはいかしている。
「ビッグセイフ作戦」でのパンツ一丁仁王立ち。MI6のヒューム部長。武器職人デイブ。

特筆すべきはエバ。
ヒューム部長と武器職人デイブは「ゴルゴ13」に何度も登場するが、エバは第21巻収蔵の「海へ向かうエバ」にたった一回登場しただけ。
私はゴルゴを120巻くらい所蔵しているが、その中からベストを挙げるなら「海へ向かうエバ」だ。私はゴルゴが滅多に出さない感情をチラリと見せるエピソードが好きだ。「2万5千年の荒野」のタバコに火をつけるシーン、「皇帝と共に北へ向かう」でペンギンを見るゴルゴの瞳、そして「海へ向かうエバ」のラストシーン。
フィギュアの雑な造形はそのへんの深みを全く表現できてないが、エバを選んだだけ、カバヤを称えたい。
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by disgust | 2005-06-12 20:44 | 雑記