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観光の哀しみ

「観光の哀しみ」という本を以前見かけた。
立ち読みして買わなかったが、タイトルだけ印象に残った。
観光の哀しみ。

いわゆる観光。神社仏閣名所旧跡を巡る、展望台に上る、地のものを食べるといった一般的な観光行為というのは、けっこう疲れるものだ。知らない町を迷い歩き、重い荷物を背負って長い階段を登り、毎回の食事に悩む。
なんで旅に出てまで疲れることをしなきゃならんのだ。と私は思う。そしてくだらない建造物や陳腐な展示品を見るために金を払い、人ごみにもまれるのがばかばかしいと思う。
だから私は、なにもない駅で降りる。曲がる必要のない角を曲がる。どこでも食えるものを食う。

そして思う。俺は重い荷物を背負って、なぜ用もない田舎をほっつき歩いているのか。なぜマックを食っているのか。ばかみたいだ。なんで漫喫でモンスターとか読んでるんだ。

現在北陸を旅行中。
ノースランドという名前の店が多い。パチンコ屋とか、スナックとかで。
私が旅行中に得た見聞はそんなものだ。
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by disgust | 2006-03-26 23:38 | 雑記

どこか遠く放り投げて

ロンドンパンクな女の子の意外な胸のふくらみに欲情する俺を乗せて、電車は走る。
となりに座った太ったご婦人から、猛烈な暑さを感じる。脇の下あたりから、確実にご婦人の脇の下あたりから熱波を感じる。蒸れとるね、おばさん。俺は立ち上がってドアにもたれかかった。
車窓を流れる風景とは、どうして魅力的なのだろう。きっと土地転がしの金持ちが転がして転がして、結局原っぱのまま放置されたのだろう。なにもない草原を金網が囲っている。なにもないのに、なぜかそそられる。途中下車して見に行ってもやっぱりなにもないのだろう。でも気になる。

夜空に飛行機。翼とか尾翼とかがチカチカ光っており、どこに行くのだろう。誰が乗っているのだろう。と気になって仕方ない。

春が近づいてくると、無性に旅に出たくなる。
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by disgust | 2006-03-10 21:47 | 雑記

桜に恨みはないが

森山直太朗のさくら、河口恭吾の桜、ケツメイシのさくら、コブクロの桜。
その前は桜坂、桜道、sakuraドロップス。
今年は中島美嘉の桜色舞うころ、NIRGILISのsakura、エンドリケリエンドリケリのソメイヨシノ。

「俺たちはロックンロールにレイプされた黄色い猿。生まれたときから身の回りにアメリカの音楽、映画、食べ物が溢れていて、それをどう受け止めるか考える余地もないまま、俺たちの世代はアメリカにレイプされ魅了された。」
むかし雑誌のインタビューで吉井和哉が言っていた。

日本人としての自意識が芽生えるころに、体に染み付いたアメリカの臭いに初めて気づく。サクラサクラの合唱には自己嫌悪から発したような、反抗的な愛国心を感じる。
あと月並でおもしろくないなと思う。だからうるさいなと思う。
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by disgust | 2006-03-07 23:51 | 雑記