水戸芸術館にて

ヨーゼフ・ボイスというドイツの現代美術の人の回顧展を見た。
現代美術をニヤニヤしながら見るのは、なかなか有意義である。フェルトでできたスーツは「フェルトのスーツ」というタイトルだった。思わず頬が緩む。
美術史的に名高いレディ・メイドの本物を初めて見た。ただのサイン入りシャベルだが、立派な芸術品である。ボイスは東ドイツで買った日用品数百点にサインしまくって、芸術を量産したらしい。
ボイスが死んで24年経った今は、それほどの価値もなさそうであるが、やはり本物を見るとなかなかのインパクトだった。「なんだろうねあれは」と鑑賞後に考えたり、誰かと語らいたくなる力を放っている。なんも考えないで作ったとしか思えないガラクタや、勢いで乗り切ったようなパフォーマンスもあったが。
芸術家というより、騒動屋って感じがするなあ。
納豆買って帰った。
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# by disgust | 2010-01-15 23:55 | 映画とか本とか

あけましておめでとうございます

例年どおり宝くじはハズレであった。300円を誰か弁償してくれないだろうか。
お年玉年賀ハガキのほうは当たるんではないかと思う。一枚しか来ていないが。
正月は九十九里へ初日の出を見に行った。寒さと渋滞で何一つ楽しくなかった。
今日、壊れたフライパンの柄を修理しようとしたら、手をちょっと怪我した。
かようにして、ろくでもない新年を過ごしている。徒労。無為。闇。絶望。

ひとつの光明は、ニシンである。鰊。パンチの効いた魚臭さと脂のうまみ。
あんまり食うことがなかったのだが、食ってみたらめちゃウマで、昆布巻きが死ぬほどうまい。今年はニシンが豊漁で、昨年の4倍の漁獲量らしい。このろくでもない人生。ニシンがあるから生きていける。前年比で4倍あるから生きていける。
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# by disgust | 2010-01-15 01:49 | 雑記

NHKのドラマの坂の上の雲の感想

NHKのドラマ「坂の上の雲」。第4回まで見た。
いろいろ惜しい。

芝居が大げさで臭い。香川照之はもっと抑えた芝居のできる人なのに。「明治人の明るさ」を飛び跳ねて表現するのはどうか。病魔に蝕まれてからの子規が本領なのかもしれない。
モッくんもいまいちだが、役の年齢と20歳も離れているため無理もない。後半に期待。
重要な役どころに、渡哲也と高橋英樹という名ばかりの大根役者を配した点は、NHKらしいつまらなさが出ている。

登場人物が増え、物語のスケールが大きくなっていくにつれ、時間に収まらないドラマが雑になるのは、NHK大河の恒例。
第4回の伊藤博文がらみのシーンが、もう雑だった。明治の重鎮たちがテンポよく登場し、国際情勢を明快に語り、立ち話で国家戦略を練り、日清戦争が始まって終わった。いっそ渡辺謙のナレーションで片付けてしまってもいいんじゃないだろうか。

テレビドラマの域を超えたスケールのでかさ。菅野美穂の芝居。乃木希典役が柄本明。以上の三点がとてもいい。しかし渡哲也の大根芝居が、すべてを台無しにしている。なんだあの鹿児島弁。
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# by disgust | 2009-12-23 00:42 | 映画とか本とか

セミ冬眠

カメは夏から秋にかけて貪欲に餌を食う。冬のあいだはほとんど食わない。ヒーターで水温を調節しているので、冬眠はしていないのだが、食欲はないらしい。

今日で2週間の絶食中。さすがに腹が減っただろうと給餌したが、おちょぼ口でポリポリ。あ、そう。
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# by disgust | 2009-12-18 16:14 | 亀甲談

パーク公園

例年通り年末ジャンボを購入。一枚。
二億円で公園を作ろうと思う。うちの近所には公園がなく、子供らはアスファルトの道路で遊んでいる。実にかわいそう。何年も空き地のままで売れていない不動産屋の土地があるのだが、子供らはそこで遊ばずに、アスファルトでかけっこ。どうせ売れないなら開放すりゃいいのにね。
俺は二億円が当たったら、公園を作るのだ。子供がかけっこしたり、中学生が告ったり、高校生が青姦できる公園を。
近所の駄菓子屋が閉店してからというもの、近所の子供らはたまり場がないらしい。雨の日に木陰で女子中学生がたむろしていたときは、わが町の廃れぶりに泣けてきた。
俺が公園を買ってやる。

ジャンボ宝くじシミュレーターでシュミレイションしたところ、2000万円買って、150万の当たりだった。なるへそ。俺は300円しか買っていないが、公園を買うつもりでいる。青姦できそうな茂みに俺の銅像を置く。
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# by disgust | 2009-12-07 18:55 | 雑記

生きろベンジャミン

テレビドラマがつまらないのは、糞みたいな脚本が原因だと思うが、バラエティ番組に関しては、BPOの規制が厳しすぎるからだと思う。
暴力とお色気と不道徳が、テレビから消えた。出演者と視聴者の人権を保護し、悪影響を考慮し、非常識な発言を規制して、そのうちどの局もNHK教育みたいになるんだろう。いまのところはグルメとクイズが隆盛だが、「過食を促す美味しそうな映像は、肥満を助長し不健康である」とか「不正解の回答を笑うのは、教育上不適切である」とか言い出す奴が出てくれば、規制されるだろう。

ガキの使いで、浜ちゃんが森三中村上の乳を揉んだこと。
めちゃイケで、極楽加藤をチョコフォンデュにしたこと。
27時間テレビで、たけしがさんまの車にペンキでいたずら描きして、今田を轢いたこと。
テレビ番組の不道徳や不謹慎、過剰な暴力が、誰かの人権を侵害したり、社会に悪影響を与えることもあるだろう。しかし規範的な人間が、常識しか言わないテレビ番組を、誰が望んでいるんだ。

表現の規制は、社会的に目につきやすい害を隠すことができる。しかしその反面でなにかを簡単に殺し、根絶させている。失くさなければ気づかない、目に見えないなにかを。
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# by disgust | 2009-11-26 05:02 | 雑記

安宿

旅の宿の番付を記す。
・高級旅館 20000円以上
・リゾートホテル 13000円ぐらい
・ビジネスホテル 8000円ぐらい
・カプセルホテル 3500円ぐらい
・マンガ喫茶 1800円ぐらい
・野宿 0円

ビジネスホテルとカプセルホテルのあいだが足りない。
旅行中の俺にとって、ビジネスホテルはサービス過剰で、カプセルホテルは居心地がいまいち。

共同の炊事場、便所、洗面所、洗濯機、乾燥機。共同風呂とユニットバスではどちらが維持費が安いのかわからんが、安いほうで。歯ブラシなどのアメニティは必要最低限に減らすか、フロントでバラ売りにする。お茶のティーバッグなんかいらねえ。ズボンプレッサーも間接照明もいらん。ユニットバスをつけなければ、部屋は三畳か四畳半でいい。
で、4500円とか。どうなんだ。

たまにそういう宿もあるんだが、少ない。やっぱ儲からないのかねえ。
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# by disgust | 2009-10-23 04:43 | 雑記

羽化

免許の更新をしに行ったら、行列。
役所仕事で待たされるのは、耐えがたい苦痛。行列に並んでいると、無性に腹がたってくる。読書で気を紛らわす。視界のすみに、ぷりぷり揺れる尻。俺の前に並んでいるおばさんが、リズミカルに尻を振り続けている。気が散る。憎悪のまなざしでおばさんを観察すると、不快な尻ふりはどうやらエクササイズの一環らしい。ぷりっぷりっ。腹の肉をどうにかしたいのか、腰痛をどうにかしたいのか知らんが、俺の読書を邪魔してくれるな。エクササイズは前後の腰ふりに移行し、やや危険な動きになっていた。
ふいに、おばさんが振り返った。おじさんだった。ていうかオカマだった。なぜか怒りは収まり、人が美しくあろうと努力する姿はいいものだと思えた。
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# by disgust | 2009-10-22 03:14 | 雑記

テレビドラマを見る日々

フジテレビの「不毛地帯」が期待はずれだった。
映像はいい。渋めで、シンメトリな構図でズバーンとか、後頭部のアップで静止させたりとか、俺はそんなの好き。ただシナリオがひどい。主人公の戦争に対する感情を説明するためだけに登場して、三分後に自殺する奴がいたが、あんなのギャグだ。ギャグといえば袴田君のティアドロップと、エンディングテーマのトム・ウェイツが唐突すぎて笑った。来週は見ないなあ。

NHK教育の「新・三銃士」は意外なヒット。
人形の細やかな演技には驚く。むかしの人形劇に比べ、カメラワークが多彩なので、スケールがでかく感じる。剣劇もそれなりにアクション映画ぽくてびっくり。
子供向けなので、説明過多なナレーションが余計ではある。しかし今後は子供の感受性を信じて、もっと映像で物語ってみてもいいんじゃないだろうか。見づらい時間の放送だが、注目だ。

あとは年末のNHK大河特別枠「坂の上の雲」、来年の大河ドラマ「龍馬伝」を期待している。
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# by disgust | 2009-10-16 22:08 | 映画とか本とか

甲羅は朽ちて島となる

またカメの皮がむけた。
死んだ動物の骨は、微生物の栄養になる。毛は?毛は食えなくね?と思ってたら、鳥が持ち帰って巣の材料にするらしい。なるへそ。
むけた甲羅は?食えないし、巣にもならなくね?貝塚の貝みたいに、ただ堆積していくのかね。
雨にぬれ、虫が這い、泥に汚れて朽ちていく甲羅に思いをはせる。ナイス寂寥。
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# by disgust | 2009-10-05 09:22 | 亀甲談