彼女の獣臭

梨の芯を食うということは、リンゴの芯も食うのではないか。食い終わったリンゴの芯をカメに与えると、シャクシャク食った。愛い奴。
栄養バランスを考えて、配合飼料も与える。食った。愛い愛い。
またでかい蜘蛛見つけたら捕まえてやるからな。

植物性のエサを多く摂ると、カメの体臭が変わるのではないか。
くっさい配合飼料ばかり食っておるから、体臭が腐ったウンコみたいな臭いなのだ。リンゴ食ってフルーティなフレグランスのカメになればいいじゃん。でもそれ以前にウンコ食うのをやめなきゃな。ウンコ食うから、体臭がウンコ臭いんだ。ウンコ食うペットは可愛くないぞ。
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# by disgust | 2009-09-23 17:39 | 亀甲談

石井隆

むかし好きだった映画を見直してみたら、意外につまらなかったというのはよくある。自分の感性が磨耗したとは思いたくないので、その映画の賞味期限が短かったのだと思うようにしている。

石井隆の「GONIN」。
高校生のころ石井隆にハマって、ビデオで何回も見た。GONINは映画館で見て、ラストの襲撃シーンで興奮しすぎて、心臓がちょっと痛くなった。ほとんどセリフを覚えちゃうくらい大好きだった。見直してつまらなくなってたらイヤだな、と10年以上避けていたが、意を決して再鑑賞。

いやー。今見ても素ん晴らしい。不朽の名作や。最高や。
ネオン管の光、水たまり、ちあきなおみの悲しい歌。石井隆の描くヤクザは滑稽で、哀しい。それゆえに追い詰められたときに、怖い。GONINは登場人物のほとんどが追い詰められるので、後半のボルテージの高さたるやハンパではない。
ストップモーション、ズーム、インサートカット、長回しの多用。ちょっと無茶な演出なんだが、こういう監督のエゴを押し通した映画にだけ現れる、闇雲な疾走感。映画の審美眼がムダに肥えてしまった今の私にさえ届く。死んでいく男の横顔を、こんなにも美しく撮る映画監督が他にいるか?
近年の石井隆は、淫乱女のエロスに集中しているようだが、いまいちどガッツリと男の戦いを描いてほしい。
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# by disgust | 2009-09-15 22:27 | 映画とか本とか

生ゴミのテイスティング

むかしペットショップで見た老亀は、松の葉を食べていた。ヤニ成分を含んでいそうな、あの針葉。実に消化に悪そうであるが、老いたカメの胃にはちょうどいいのかもしれん。

ミドリガメは雑食性であるが、歳経るにしたがい、肉食から草食になっていくらしい。うちのカメは10歳。以前は食べなかった果物を、もりもり食べるようになった。いつか松の葉を食べるようになるやもしれん。

キャベツの芯。揚げて食うと甘くてデリシャス。おまえも食え。生だけど。
よし、食わねえ。噛みつくだけで飲みこまねえ。味だけ楽しんで吐くとか、ローマの貴族のつもりか。爬虫類のくせに。じゃあ梨食え。芯。
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# by disgust | 2009-09-06 17:36 | 亀甲談

グッド・バッド・ウィアード

韓国製西部劇「グッド・バッド・ウィアード」を見た。

荒々しくて洗練されてない感じがナイス。綿密にマーケティングしながら作られるハリウッド映画ではあり得ない、作り手の気分で作ってるようなワガママな感じがよい。

お宝を持ってバイクで荒野を逃げるウィアード。追いかける馬賊。出番が来るたびに人を殺すバッドが、手下を引き連れてレースに参戦。後方から、皆殺し指令を受けた日本軍が爆撃とともに登場。爆煙と砂塵のなかを単騎駆けるグッドが、手当たりしだいに誰かを撃ち殺す。それぞれの事情で、五つの勢力が殺し合いながら一直線に荒野を走り続ける。そのバカバカしさ。
近頃めずらしい、突き抜けた映画であった。
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# by disgust | 2009-09-04 21:29 | 映画とか本とか

主食は虫と生ゴミ

梨園にいたカメが梨を食っていた。という情報をキャッチ。
早速うちのカメにも与えてみる。食え。俺が果肉をねぶり尽くした梨の芯だが、爬虫類というのはそういうものだ。それが梨だ。食え。

予想に反してムシャムシャ食った。以前バナナやキャベツを与えたが無視され、梨もどうせ無視して俺を悲しませるのかと思っていた。しかし食い残しの梨の芯にむしゃぶりつく健気で貪欲なカメ。いいぞ。ナイス野生。

でも肉や虫に比べるとテンションは低い。「これエサ?」みたいな顔の亀頭。
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# by disgust | 2009-09-03 11:14 | 亀甲談

黎明

セミを採って食べる

昆虫食のひるべ。私は参加しなかったのだが、今回は参加者が60名だったらしい。
これはいったい。

昆虫界の海原雄山こと、内山先生のブログ昆虫料理を楽しむを読むと、内山先生はひっきりなしにメディアの取材を受けている。こないだはビートたけし氏と対談してらっしゃった。講演も満員になるらしい。
これはつまり。

昆虫食の夜明けが近づいてきているのか?
そうなのか?みんなでボリボリ食う日が来るのか?

昆虫食を一度体験すると、虫にたいしておおらかになれる。毛嫌いしていた虫でも一度腹に収めると、なんというか生命体同士の連帯感を感じて、少し身近に感じるようになるのだ。どうやっても絶滅しないゴキブリを怖れ、逃げるのではなく、それなりの距離を保って共存できるようにしたほうがラクだ。
べつに主食としてボリボリ食わなくてもいいから、一度食えばいいのに。と思う。
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# by disgust | 2009-08-12 22:44 | 雑記

栃と餅

栃と餅 食の民俗構造をさぐる

はったい粉というのは、麦の粉を炒ったものだ。砂糖と練り合わせてぺちょぺちょなめたりする。長らく「はったい」の意味がわからなかったが、本書によると、「はたき」が変化した言葉らしい。
作業場にむしろを敷いて、石臼で麦粉を作る。作業後にむしろにこぼれた粉を、はたいて集める。ここからはたき粉とよばれるようになったらしい。
と、この話を読んでからというもの、飯粒を食い残せなくなった。外食時であっても、皿に残った飯粒やもやしの欠片をかき集める俺を、どうか哀れまないでほしい。金は持ってるし、食い足りないわけではないんだ。この本が悪いんだ。
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# by disgust | 2009-08-02 09:56 | 映画とか本とか

見るまえに食え

軒下にデッカい蜘蛛。腹がブリンとした黒い大蜘蛛。
私は軍手を装備して、わしづかんだ。ぷちぷちと音をたててちぎれる蜘蛛の巣。軍手越しの手のひらには確かな重量感と、意外な硬さ。ほんとに蜘蛛だったのかこれ。手を開く勇気はない。

おっほおほほほっと喚きつつ、カメの水槽に放る。以前軽く放ったら、蜘蛛がジャンプして逃げたので、水面にたたきつけるように放る。
水槽の明かりをつけて観察すると、蜘蛛は水中を泳いでいた。カメの前足につかまって、甲羅によじ登ろうとしている。カメはびっくりして暴れているように見えたが、視線はがっつりと蜘蛛をロックオンしていた。寝てるとこに前触れなく蜘蛛を放り込まれているのに、この反応。ペットらしからぬ野生。
カメは前足にまとわりつく蜘蛛を、前足ごと噛み付いた。パキッと乾いた音のあと、カメの口元から蜘蛛エキスがもんやり。・・・。早く飲み込んでくれ。味わうな。

カメは夜中に突然放り込まれた虫に、ためらいなく食らいつく。臭いも嗅がないし、その虫に攻撃性があるかどうかも考慮していない。ためしに洗濯ばさみを放り投げてみたら、無視された。なんで?
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# by disgust | 2009-07-24 01:08 | 亀甲談

He get the sun

アベフトシが死んだ。
むかし高円寺で見かけたことがあって、歩いてる姿がほぼステージ上と変わらなかった。真っ黒でデカくて細くて、かっこよかった。
なんで死ぬんだよー。

これ以上訃報は聞きたくねえなあ。
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# by disgust | 2009-07-22 21:06 | 雑記

がなる われる だれる

咳をしても一人
墓の裏にまわる
渦巻いてたから腕入れた
パワーウィンドウ壊れてる

上ふたつは自由律俳句の尾崎放哉、下ふたつはチバユウスケ。
侘びってるセリフに古今の差はないと気づいた深夜の音楽鑑賞。
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# by disgust | 2009-02-13 22:13 | 雑記