妖怪ばさばさ

深夜にコンビニへ。街灯のない真っ暗な道を歩きながら「闇だね」と独り言。
人間は本能的に闇を怖れるというね。文明の進歩とは闇を照らすこと、なのかね。しかし闇に目を凝らす行為というのは、創造的だね。天狗も妖怪も、闇が濃ければ見えるだろうね。うむうむ。
闇についてうんぬん考えていたら、すこし怖くなって早足。

遠くの街灯の下に人が一人立っていた。
つばの広い黒い帽子を被った身なりのいいご婦人。歩くでもなく、犬の散歩中でもなく、ただ立っていた。
昼の明るい時間帯なら。誰か他に人がいたなら。闇について考えたりしなかったら。きっと普通に通り過ぎていただろうが、暗い夜道をひとりで闇の恐怖について考えていた矢先だったので、すごく怖かった。「なに?売春?痴呆?」と余計な空想をしながら、目をあわさぬように早足でご婦人の前を通る。街灯の下を過ぎて、視界の後ろにご婦人が消えると軽くパニックになって、サンダルでバタバタ走った。

帰り道、街灯の下にご婦人はいなかった。しかし街灯の奥には小道があり、その奥でなにかが動いていた。ばさばさと音がする。立ち止まって目を凝らすと、それは最前のご婦人であった。彼女は街灯から少し離れたところで、なぜかはわからないが、全身をグネグネして踊っていた。もう完全にパニックになった私は猛ダッシュで家に帰った。家につくと全身が冷たい汗で濡れていた。

闇だ。闇が怖いのだ。ただ体操をしてただけかもしれないし、酔っ払っていたのかもしれない。でも今度深夜にコンビニに行くときは原チャリを使うことにする。
Commented by momohiki123 at 2005-07-27 23:55
怖い!ソレは怖い!!
生きて帰ってきただけ儲けもんですよ!
でも案外つけられていたりしてね。
Commented by noripu88 at 2005-07-27 23:55
なにこれ!実話? こわぁ~。ぷるぷる。

友達は千葉の田舎の暗闇で、電柱の上でブッヒーと叫びながら
マントだか羽をバサバサしてる物体に威嚇されて、ちびりながら家路についたそうです。 

原チャリにご婦人が飛び乗ってきたら気絶するね。。気をつけて♪
Commented by disgust at 2005-07-28 00:53
か、書くんじゃなかった。こわくなってきた。うええん。
ただの体操ですよ、たぶん。あれは深夜の健康体操です。
つけられるってなんだよー。飛び乗るってなんだよー。こええよー。
Commented by kousuke2_007 at 2005-08-01 21:25
(('□';))!!
こわー!
怖いですね~夏にどんぴしゃり。
意外と連れて帰ってたりするんですよね、こういうの。
Commented by disgust at 2005-08-01 22:39
いや、私はたいして怖くないことなのに何故か怖かったと書きたかったのであって、「これ怖いねー」なんて言われると、「そうなの?そうなの?じゃあ怖い!」となるわけで、連れて帰るとか言うなあ。こええ。
しかもこないだテレビで着信アリ見ちゃった。こえええ。闇こえええ。
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by disgust | 2005-07-27 21:02 | 雑記 | Comments(5)